カテゴリ:スタッフブログ / 投稿日付:2022/10/31 19:51
【 売却前のリフォームは必要?】
「住まいを売却前にリフォームしておけば、良い値段での売却につながるのでは?」このように考え、高額な費用を投じて
大規模なリフォームの検討を始める売主様は少なくありません。
また、「リフォームで費用がかかっても、その分を価格に上乗せして売却すれば、かかった費用は回収できる」
とも考えてしまいがちです。
しかし、リフォーム費用の上乗せは簡単ではなく、できたとしても販売価格が割高になり、住まいが売れ
にくくなってしまうこともあります。
リフォームをしたからといって高く売れるわけではなく、中古住宅は築年数や構造、設備などで判断され、年々価値が
低下していくものです。
そのため、基本的には査定額を上げることは困難と言えます。どれだけ費用をかけて建てた住宅でも、築10年では
何パーセント低下、築20年では何パーセント低下という具合に、機械的に査定されるのが実際のところです。
各々の住宅の状態に応じて査定額に多少の変動はありますが、状態が良いことでプラス査定になるケースは少なめです。
むしろ、状態の悪い住宅が築年数以上に査定額が下がるケースが増えています。
つまり、リフォームをしてもその分を売却価格に反映させるのは難しいと言えるでしょう。
【 購入してからリフォームをしたいという人も多い 】
時流を考慮することも重要です。
「築年数が古く安い中古住宅を購入してリフォーム・リノベーションを行い、自分にとって心地よい住まいの空間を創造したい。」最近、こんな希望を持つ人が若者を中心に増えています。
そんな“自分好みの住まいを創りたい”人が、最近リフォームをしたばかりの住宅を見せられたらどう思うでしょう。
「自分でリフォームをする前にされてしまった」と、ガッカリした気持ちになったり、「リフォーム費用が販売価格に転嫁されているのではないか?」と損をした気分になってしまうはず。
また、買主様の好みに合わないリフォームをされていたらなおさらです。
【 どの程度まで手を入れるべき?】
結論からいえば、ハウスクリーニングや目立つ場所の修繕にとどめておくのが無難でしょう。
言いかえれば、ハウスクリーニングと一部分だけのリフォームが、早期売却に向けて最も効果的な投資です。
家の隅々までチェックをするのは、家で過ごす時間が長い人。つまり、奥様方です。
そして、ほとんどの場合、そうした女性陣が購入の決定権を持っているもの。
汚れやすいお風呂場や洗面場、キッチン、トイレなど、水回りを中心にクリーニングしておくと高評価が得られます。
また、クロスの張り替えや床の張替えなどのリフォームは比較的安価に済ませることができるのでおすすめです。
汚れが目立つ場所の壁紙だけを新品に張り替えておくだけでも、家をきれいに見せる効果が期待できます。
【 まとめ 】
不動産の査定額に最も関係するのは築年数です。
したがって、築年数が経過している物件の場合、リフォームが不動産の価値を引き上げることはほとんどありません。
売却前のリフォームをお考えの場合、まずは不動産会社に相談してみる事をおすすめします。
売却前のリフォームは早期売却の可能性を高めるものの、費用対効果を考えた場合、得策とは言えません。
ハウスクリーニングなど費用をあまりかけない方法で住まいをキレイに見せることに力を入れるとともに、内覧時の対応
などで好感度を上げるよう工夫していきましょう。
当社は館山・南房総・鴨川を中心に不動産取引のサポートをしております。
館山・南房総・鴨川における不動産売却、マンション売却、土地売却、山売却はお任せください。
また、リゾート物件、田舎暮らし物件など館山・南房総・鴨川で不動産購入をご検討の方もお気軽に
安房リゾートまでご相談下さい。