カテゴリ:スタッフブログ / 投稿日付:2022/09/24 09:00
離婚により共有名義になっている家の名義変更はどうすればよいのか。
離婚することになった際、住んでいる家の名義を共有名義のまま残しておくと、離婚してから色々と
問題が起きてしまう可能性があります。ただ、共有名義の変更手続きは、何度も経験するものではありません。
やり方がわからないと手続きが面倒になり、ついつい後回しにしてしまうものです。
そこで、本日は名義変更についてお話させていただきます。
共有名義の物件の名義変更方法
●不動産の名義変更は「法務局」で行う
不動産の正式な所有権や所有者情報は、「法務局」という機関に「登記」という形で管理されています。
夫婦の共有名義になっている不動産の名義を変更する場合、「所有権移転登記」という手続きが必要です。
共有名義の名義変更を行う際の注意点は
・手続きできるのは物件を管轄している法務局のみ
・共有名義の場合金融機関の承諾が必要になる
・手続き時に「登録免許税」がかかる
などがあります。
面倒であれば、手続きを5万円前後で司法書士に委任できます。
●ローンを完済していれば話は簡単
共有名義の変更をする際、住宅ローンを完済していれば、上で説明した通り所有権移転登記を行うだけで大丈夫です。
●ローンが残っている場合は金融機関の承諾が必須
ローンが残っている場合。住宅ローンの契約書には、通常「完済するまで勝手に名義変更しないこと」という
ルールが記載されています。そのため、法務局にいって手続きをする前、ローンを借りている金融機関と交渉して
名義変更の承認を得る必要があります。
もし、金融機関に相談せず勝手に共有名義を変更してしまうと、契約違反をしたという理由で
残債の一括返済を求められてしまいます。不動産の名義は誰でも簡単に調べられるので、隠し通すのは不可能です。
必ず金融機関の承諾を取りましょう。
ただし、金融機関はなかなか共有名義の変更を承認してくれません。一般的に不動産を共有名義にするのは
「夫婦どちらかの収入だけでは住宅ローンの審査に通らない、共有名義にして夫婦の収入を合算する」ためです。
つまり、2人の収入でなんとか返済するローンを1人で返済することになるわけです。
金融機関側にとっては滞納のリスクがあるので、名義変更を嫌がるのです。
●住宅ローンを借り換えるという選択肢も
名義の変更後もその不動産に住む予定がある場合、住宅ローンの借り換えで対処可能です。
名義変更は認めてもらえなくても、新しく名義人になる人が安定した収入を持っていれば
その人の名義で借り換えローンを組めます。
まとめ
共有名義の名義変更手続きは、何かとハードル高いため、必要に応じて不動産や法律のプロを頼りましょう。
共有名義の不動産を売却する際は、ぜひ安房リゾートまでご相談ください。
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