カテゴリ:スタッフブログ / 投稿日付:2022/09/11 09:00
離婚時に不動産関係で揉めがちな問題は?
離婚の際、不動産関係で揉めてしまうことが多々あります。その中でも多いのが「不動産を売却するとき」。いくつかのパターンを細かくご説明します。
◎一般的な離婚で揉めがちな内容◎
①売却し、現金を夫婦で分ける
土地と家を売却し、得たお金を夫婦で均等に分ける方法。売却額を決めるときには不動産会社に査定額を出してもらいますが、その金額が希望より安いときに夫婦で揉めることが多くなります。
②どちらかが所有し、相手に評価額分のお金を渡す
どちらかが家を所有したまま、相手には家と土地の評価額分の現金を渡す方法。どちらが家に残るかで揉めることがあります。
③どちらかが所有し、名義を持たない方が使用料として支払う
名義を持たない方が住んでいるのにもかかわらず、使用料を途中で支払わなくなってしまう恐れがあります。そうなると、もう一方は住んでいないのに住宅ローンだけ払い続けなければならなくなるので、揉めることになります。
◎熟年離婚で特に揉めがちな内容◎
①家が古すぎて建物に価値がない
熟年離婚は、長年連れ添った夫婦が離婚すること。そのため、住んでいた家もかなり古くなっているケースが多いですよね。
家が古いと、売却をする際に家の価値がほとんどない査定が出てしまいます。例えば、木造住宅でリフォームや設備の付加価値をつけていない家であれば、築22年を超えると家の価格はほぼ0円に。ほとんどが土地値での売却になってしまいます。
そのうえ、建物を解体して売却する場合はさらに解体費用が負担となります。そうなると売却額から解体費用やそのほかの経費が差し引かれるので、ほとんど手元にお金が残らなくなってしまうことも。
②妻が住み続けるが住宅ローンを払うのは不安
「今まで住宅ローンを夫が払っていたけれど、離婚協議により妻が払っていくことになった」という場合、今後しっかり
払っていけるか不安に感じる方も多いでしょう。
万が一働けなくなってローンの支払いができなくなれば、家を差し押さえられて住む場所がなくなってしまいます。
さらに金利が上昇して、今までよりも高額のローンを払うことになる恐れもありますよね。
家には住み続けたいものの住宅ローンの支払いが不安で、夫婦で揉めてしまうことも多いようです。
3.熟年離婚の不動産問題は、プロに相談!
何かと面倒な熟年離婚の不動産問題。そんな面倒な問題こそ、プロにお任せすることをおすすめします。
離婚問題や不動産問題には様々な専門知識が必要。弁護士や司法書士、買取業者などと提携していて幅広いネットワークを
持っている「不動産会社」に相談すれば、熟年離婚ならではの問題もそれぞれのプロの目線で解決してくれます。
例えば、家の売り方。家が古い場合、解体費用の負担で手元に残るお金が少なくなるような売り方ではなく、買取業者に建物を
残したままの現況で買ってもらい、解体費用の負担がないまま売却する方法があります。
土地が広いなら、更地にして2区画や3区画として住宅メーカーに相場よりも高く買ってもらえば、古い家があっても
相場並みや相場以上で売ることも難しくはありません。
また、住宅ローンを支払うのが不安な方は「リースバック」を利用すると、金利上昇リスクやローンが払えなくなる
不安を解決できます。
リースバックとは、不動産会社に家を買ってもらう代わりに賃貸として家賃を支払うことで、引っ越しせずに今の家に住み
続けられる制度。まとまったお金が入って老後の資金に充てることができ、住み慣れた家に住み続けることもできるので
安心ですよね。
不動産のプロにお任せすることで、離婚という形になっても前向きな人生の再スタートをきれるようなアドバイスを受けられます。
当社は館山・南房総・鴨川を中心に不動産取引のサポートをしております。
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