カテゴリ:スタッフブログ / 投稿日付:2022/06/21 09:00
こんにちは!安房リゾートです。
築年数が古く、さらに長年空き家の家を売るとき、売却のためにリフォームを考える人は少なくありません。
そこで、本日は空き家を売るときにリフォームするメリット・デメリット、について
わかりやすく説明します。
① ”そもそもリフォームにはどのくらい費用がかかるの?”
1.リフォームにかかる費用は、「どの程度リフォームするか」という範囲によって大きく異なります。
たとえば、「リビングの壁紙だけ」「トイレの便器を交換するだけ」などの簡易なリフォームなら、10万円前後と
比較的手軽にリフォームができます。
しかし、水回りの設備を全部交換する、フローリングを張替える、外壁を直すなど、住まい全体にリフォーム範囲が及ぶと
数百万円の費用がかかります。また、選ぶ機器や素材のグレードなどによってでも数万円から数十万円差が出るケースもあります。
リフォーム箇所 相場価格
1.壁紙交換 1千円/㎡
2.床材張り替え 1~7万円/畳
3.トイレ 20~50万円
4.キッチン 50~150万円
5.お風呂 50~150万円
6.洗面所 20~50万円
7.外壁 50~350万円
8.耐震補強・改修 100~200万円
リフォームしてから空き家を売ろうと考えているなら、まずはおおよその価格を知ることが大切です。
見積もりを依頼して、リフォーム費用の相場を把握しつつ、リフォームすべきかを検討したほうがよいでしょう。
② ”リフォームして空き家を売るメリット”
1.物件の印象がよくなることで売却が有利になる
見た目が新しくなった写真をインターネットなどの広告に掲載できるので、「これだったら見に行きたい」
と買い手に思わせることもできます。内覧数が多いほど家は売れやすくなる傾向にあるため、
それだけ早くの売却に期待ができます。
2.買い手がすぐに住むことができる
リフォーム済みであれば「気に入ったらすぐに住める」というのも、買い手側からするとメリットになることもあります。
中古物件の購入では、リフォームしてから住むという方も多いですが、リフォームには最低でも約1ヶ月ほど
かかってしまうため実際に住めるのは工事が終わってからとなってしまいます
。
「◯◯月までに引っ越ししないといけない」という買い手の方もいるため、「リフォーム済物件」であることを
アピールすれば、このようなニーズを持っている購入希望者にとっては理想的な物件です。
③ ”リフォームして空き家を売るデメリット"
1.リノベーションしたい買主にとっては対象外になる
「急に転勤が決まって家を探している」など、すぐにでも住みたい人であれば、すぐに生活がスタートできる
リフォーム済の物件は魅力的です。それに、汚い家よりも綺麗な方が売りやすさは勝っています。
ただ、「価格を抑えて購入し、自分好みにリフォームしたい」という気持ちで中古住宅を購入する人も近年増えてきています。
そのため、リフォームされた物件の時点で、購入の対象外になる可能性もあります。
2.リフォームしたから高く売れるとは限らない
「リフォームにかかった費用分、高く売り出そう」と考えるのは普通のことです。
数十万円からときには数百万円もかかるリフォーム工事です。それをすべて上乗せして売ろうとすると、
元の価格設定によっては「高すぎる」と敬遠されることもあります。
例えば、2,000万円で売ろうと思っている空き家に、300万円ものリフォーム費用をかけたとします。それをプラスすると2,300万円という価格になりますよね。ただ、そもそも1,800万円程度が相場価格の家だとすると、かなり高い印象になってしまいます。
リフォームして、価格を高めに設定するよりも、リフォームしない分、価格を安くして売る方が、相場よりも安いため
買い手に注目されやすくなるでしょう。
④ ”物件の魅力を高めるのはリフォームだけではない”
1.ハウスクリーニングでも十分印象はアップする
まず、おすすめしたいのは「ハウスクリーニング」です。
ハウスクリーニングとは、専門業者がお家の清掃をしてくれるサービスです。リフォームのように
物件の査定額に直接影響するものではありませんが、内覧時、購入検討者に与える印象が大幅にアップします。
特に、キッチン、お風呂、トイレ、洗面所などの水回りだけでも汚れているのであればハウスクリーニングしておくべきです。
水回りは、内覧時に厳しくチェックされる箇所でもあり、ここが清潔であるだけでも売却につながる可能性が高まるからです。
ハウスクリーニング箇所 相場価格
キッチン 15~20万円
お風呂 13~18万円
トイレ 6,000~9,000円
洗面所 7,500~1万円
ハウスクリーニングはリフォームと比べると安いので、費用負担を抑えつつ、高い効果が得られます。
また、大掛かりなリフォームとなると1ヶ月ほどかかるのでその分、売却が遅れますが、ハウスクリーニングは
1日あれば済むというところもおすすめする点です。
⑤ ”まとめ”
傷みが激しい空き家であったり、築年数の古い空き家を売ろうと考えている人は「リフォームして売ること」を検討
するかもしれません。
ただ、リフォームした後に「余計に売れにくくなった」「お金がもったいなかった」と後悔しては意味がありません。
まずは、最初に「このまま売るならいくら?」という空き家の現状の相場価格をチェックすることをおすすめします。
また、空き家の状態によっては「部分的に直した方がいい」ということもあります。
例えば、壁紙はそれほど費用がかからないため、壁紙だけ変えるだけで、少しの費用負担で売れやすくなることもあります。
ご自身で悩みを抱え込まず、一緒に活用方法を考えていきましょう。
館山、南房総、鴨川で空き家・不動産売却・活用をお考えの方は、お気軽にお問合せ下さい。